店長インタビュー

本日は不思議なモモンガ専門ショップ、
「のびも15」の店長にインタビューをしていきたいと思います(^^)

こんにちは。今日は貴重なお時間ありがとうございます。さっそくですが簡単に自己紹介をお願い致します。

こんにちは。店長の分園健志（わけぞのたけし）です。分園って、けっこう覚えにくい名前なんですよねぇ。良かったらワケの分からないくらい（分）動物園に行ってる（園）タケシ店長とでも覚えてください。

無理矢理すぎてかえって覚えにくいですね汗

まぁ、覚えられなかったらモモンガ先生とでも呼んでください。

そっちの方が覚えやすいですね(笑)

それでは先生、さっそくの質問です。かなり個性的な名前だと思うのですが、『のびも・15』とはどういうお店なのでしょうか？

うーーん。どこから話せばいいか、分からないけど簡単に経緯から説明しますと。。
自分たちのお店はもともとはアメモモ専門のペットショップだったのですが、私も含め、お店のスタッフはみんな漏れなく『超』がつくほどの生き物オタクだったんですよ。そのせいで、モモンガさんをお渡しするたびに、家族が消えていくような悲しい気持ちになってしまったりと、モモンガ愛が爆発して大変でした涙

モモンガ愛が暴走してるんですね(^_^;)

ただね、お客様に渡しながら思ったんですよ。モモンガさんと一緒に幸せな生活をする為のお渡しをしているはずなのに、お渡しした後に『先生、教育が上手くいきません』とか『ご飯を食べなくなってしまい、心配です』とかつらい思いをされてる人も結構いたんです。そんな話を聞きながら「このままでいいのかな？」と心配になったりもしました。

お客様のためにずいぶん悩まれたんですね。

自分が愛情を持って育てたモモンガさんをお迎えするお客様には、そのモモンガさんを通して最大限
幸せになってほしい。そのために自分たちに貢献できることがないか考えたのです。その結果、一つ
の結論にいたりました。

ほほう、その結論とは何でしょう？

ペットショップを辞めてしまう、という事です(*^_^*)

え？待ってください。ここの店はペットショップではないんですか？

はい、我々のお店はペットショップではありません。

では、モモンガの販売はしないのですか？

モモンガさんのお渡しはします。ただ、ペットショップではありません。

ちょ、ちょっと待ってください。。。頭の中がこんがらがってきました。

すいません、自分もこんがらがってきました。一度可愛いモモンガさんを触って落ち着きましょう

（モモンガタイム）

ふう、モモンガの癒しでだいぶ落ち着きました

モモンガさんは最高ですね(^^)すいません、取材とか慣れないので、話しながら収拾がつかなくなってしまいました。

モモンガさんに癒されたところで再度質問をしますが、ペットショップではないとはどういった意味でしょう？

はい、それは当店の目標にもなっている内容なのですが、自分のお店が売りたいものはモモンガさんではなく、モモンガさんとの幸せな15年、という事になります。あくまでも感覚的な話になりますが、我々が提供したいものは動物ではなく、癒しのある生活、と考えていただければと思います。

難しい話ですが、いったん先生が提供したいものが、モモンガ自体ではなく、飼い主さんとの幸せな生活だという事はわかりました。。。でも、やはり内容が観念的過ぎて分かりにくいです。具体的に提供する内容を教えていただいても良いでしょうか？

はい、飼い主さんがモモンガさんとのびのびした生活を送るために提供するものは全部で3つあります。モモンガ専門の①研究、②開発、③サービスです。

確かにペットショップっぽくない話ですね。

例えばですがフクロモモンガって、爪切りとか、お掃除とか、夜の騒音とか病気とか飼う上での負担
が意外と多いんですよね。

内容を聞くに、まるで人間の子供みたいですね

爪切りなんて、週に一回ペースでやらなきゃいけないし、人に慣れてない子になると、暴れ回ってしまって毎週が爪切り戦争みたいになってしまったり、あとはケージのお掃除も時間がかかったり、部屋に離すとそこら中でトイレをしちゃったり。。。本来これらの問題ってちゃんと知って対処すればどうってことない問題なのですが、知らずにモモンガさんをお迎えされたりすると「こんなはずでは~」と後悔される方もいるわけです

ふむふむ、でも話を聞いているとけっこう大変な動物のイメージを持ちますね

実際にそう思う方もいるみたいですが、でも誤解しないでください。モモンガさんはとっても魅力的で、飼い主さんにたくさんの幸せをくれる動物です。

ふむふむ、途中で違う質問をしてしまって申し訳ありませんが、モモンガの魅力っていったい何なんですか？

モモンガの魅力の一番は小動物の中でもトップレベルで飼い主さんに懐く！！これにつきますね。
動物の中でも高い社会性と、何よりも飼い主さんへの強い依存力を持っていて、もちろん性格の違いはありますが、どんな子でも飼い主さんに心を開いて自分の存在を心から必要としてくれます。最初は臆病を起こしていた子でも、ある日突然心を開いてくれた瞬間は感動するし、触ってあげた時に見せるまったり顔はたまらなく癒されますよ。

すごい熱弁（笑）

失礼、ついつい熱弁してしまいましたモモンガさんはこのようにたくさんの癒しを与えてくれますが、反面先ほど説明したような内容が不安になってしまい、飼育を断念された方がいるのも事実です。話を戻しますが『のびも15』ではこうした飼い主さんが感じるモモンガさんへの負担を解決する為に様々なものを提供いたします。具体的には
①研究によりモモンガさんの問題行動の原因を究明し
②開発によって必要な用品を用意してさらには
③サービスを通してさらにのびのびとモモンガ飼育をできるように共助します。
例えば普段だったら15分かかるケージのお掃除が10秒で終わったら、またはお部屋遊びの時にその辺でウンチやおしっこをしないように教育する事ができたら、お世話の負担が減った分、モモンガさんと触れ合う時間も伸びて、結果的には飼い主さんもモモンガさんものびのび豊かな生活になると思いませんか？

そりゃぁ、お世話の負担が無くなれば、のびのびはすると思いますが、負担を0にするなんて可能なんですか？

負担を完璧にゼロにすることはさすがに不可能ですが、でも今までの負担を急激に減らすことは可能ですよ。

それが、できるなら本当にすごいですね。でも本当にそんなことが可能なんですか？

可能です。そのためにうちのお店は私も含めてスタッフ全員が『日本一のモモンガ専門家』を目指しております。

日本一ですか(^_^;)これはまた大きく出ましたねぇ

これは決して傲慢な気持ちから発言しているわけではありません。実際にモモンガさん飼育で起きる問題を解決する為に、本やネット、YouTube、など日本の情報を色々見ましたが、そもそもモモンガさんのペットとしての歴史は浅くて（それでも昔よりは圧倒的に情報量は増えたけど）、問題解決のために満足な情報はなかなかなかったです。

日本の、と言いますが他の国の情報もご覧になったんですか？

フクロモモンガの飼育の歴史はアメリカが長いとの事でアメリカの有名な獣医さんやユーチューバー
の人なんかが配信してる情報も見てたくさん勉強させてもらいました。日本にはない有益な情報もありましたが、やはりこちらも満足のいく物ではありませんでした。

満足いかないとは具体的にどういう事でしょう？

現代のモモンガ飼育の問題点として私が感じたのは
①モモンガ専門の本が少ない、
②モモンガ専門の用品が少ない
③モモンガの教育法が開拓されてない
④モモンガ飼育のサポートをする施設が少ない。
⑤モモンガ専門の病院が少ないという点でした。

確かにこの辺の物って、ワンちゃんとか猫ちゃんくらい有名な動物なら当然のようにあるものですよね。

そうなんです！これらの物って安心して生き物をお迎えする為には必須のものになると考えていたの
ですが、モモンガさんは（もちろん小動物全般に言える事ですが）これらが不足していると思います。なので我々が
①モモンガの専門書を書き続け
②モモンガを快適に飼育できる専門用品を開発し続け
③モモンガの教育法を見つけ発信し
④モモンガ専門のホテルなど、サポート施設を充実させ
⑤モモンガの健康の為のフードも開発
これらを実現したいと思いました。そしてそのためには、ナンバーワンの専門家になるしかないと思ったのです。