フクロモモンガの飼い方の基本!お迎え検討の方はご覧ください
2021/11/19
フクロモモンガをお迎えする方はご覧くださいませ
こんにちは、みならい先生です。今回は初心者の方向けにフクロモモンガの飼育の基本について簡単に書きたいと思います。
フクロモモンガは見た目はリスやアメリカモモンガに似ていますが、コアラなどの有袋類の仲間で、女の子はおなかに袋をもっています。
モモンガ飼育で最も肝心なところは、ごはんと温度管理です。
ごはんはフクロモモンガ用で市販されているペレットを与えるのが基本です。昆虫や果物などはメインで与える必要はありません。
フィッシュスティックなどのおやつを好む子も多いですが、コミュニケーションをとるときのみに与えるようにして、与えすぎには注意が必要です。
温度管理はかなり重要で、フクロモモンガは寒さにとても弱いので、冬場の暖房やヒーターでの24時間の管理は必ず行わなくてはなりません。
ベビーは大体30-33度くらいが適温とされています。ペットショップでお迎えするベビーは離乳が終わっているので28度くらいが適温です。
また。フクロモモンガ飼育で重要なのはモモンガさんとのコミュニケーションをとることです。一日最低3時間は一緒に遊ぶことが望ましいとされています。
しかし現実的にはそこまで時間を割くのは難しいですよね。
そういった場合はモモンガ専用のポーチに入れておくことによって、飼い主さんのにおいを覚えさせます。
お迎えした後は活発に活動する夜中よりも、眠たい状態の昼間に触ってあげると動きが鈍いのでトレーニングしやすいです。
初めはジコジコと鳴き声をあげて警戒する子もいますが、少しずつ慣れていくと、飼い主さんにべったりのモモンガさんになります。
小動物とたくさんコミュニケーションをとりたいと思う方にはおすすめの動物だと思います。
鳴き声に関連して、フクロモモンガは夜鳴きをすることがあります。これの原因はさまざまですが、ちょっとした工夫で予防することがたいてい可能です。
これに関しては先生の動画をご参考ください。
基本的にフクロモモンガは群れで活動する動物なので、できるだけ多頭飼いが良いとされています。
友達がいると退屈しないので、モモンガに多発するストレス性の自咬症を防ぐことにもつながります。このため当店では多頭飼いを推奨しております。
一匹でももちろん健康に飼育することが可能ではあります。
病気に関しては、ベビー期は下痢がよく起こります。ミルクの濃さが濃すぎる場合でも下痢を起こすので、ミルクの濃さにも注意が必要です。
ケージに関しては樹上性の動物ですので、できるだけ高さのあるものを選びます。最低でも90cmはあった方が望ましいです。
また活発に活動する動物なので広さも必要です。
女の子と男の子には特に性格等の違いは大きくはありませんが、男の子は額部に臭腺を持つため、成長とともにハゲがでてきます。
男の子の臭いや脱毛が気になる場合には去勢手術を行うことも可能です。
トイレは基本的には覚えないとされていますが、トイレトレーニングを行うことによって、飼い主さんと遊ぶ前に排便を済ませておくことが可能です。
お部屋で遊ばせたい場合には、コードなどかじってしまう危険のあるものや食べてしまう危険のあるものは置かないようにして遊ばせてください。
蚊帳を使ったかやんぽや、お風呂場でのふろんぽもおすすめです。
端的ではありますが素敵なフクロモモンガライフを送る参考になればと思います。
以上、みならい先生でした。