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フクロモモンガの性別による性格の違いを、野生での生活を見ながら分析

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フクロモモンガの性別による性格の違いを、野生での生活を見ながら分析

フクロモモンガの性別による性格の違いを、野生での生活を見ながら分析

2022/06/30

こんにちは、のびも15でモモンガ先生をしているワケゾノです。最近は本の執筆をしている関係で、ブログの更新ペースは少し控えめになってしまいました(^_^;)楽しみにお待ちいただいている方には申し訳ありませんがこれからは二日おきくらいのペースになるかも知れません。また作業が落ち着いたら毎日の更新に戻りますので、その時はご覧いただけたらと思います。

さて今日のブログはタイトルにもあるように、フクロモモンガのオスとメスの性格の違いについて説明をしようと思います。モモンガさんの性格については、性別差というよりは個体差といった部分が強く、男の子だからこう、とか女の子だからこう、と説明するのは難しい時もあります。しかしながら、確実に傾向があります。フクロモモンガさんの性別の違いによる性格の違いに関しては以前ブログでも紹介いたしました、男の子はワンちゃんよりの性格で、女の子は猫ちゃん寄りの性格と説明しております。

これをもう少し違う言い方をすると、男の子のコミュニケーションは積極的、女の子のコミュニケーションは受動的、ということができます。

実際に、モモンガさんと触れ合いながら感じることは、男の子は飼い主さんを呼んだり、頭や胸を押し付けたりと積極的なアプローチをしてきます。対して女の子はどちらかというと受け身のイメージがあるように感じます。これはもちろん性別差よりは個体差によるところも多いと思いますが、傾向としてはこのような違いが出ます。

なぜ、モモンガさんの性別によってこのような違いが出てしまうのかというと、野生下の習性が大きく関係しています。

野生下のモモンガさんのオスは毎日巣穴の中の家族へのにおい付け、巣穴周辺のにおいづけ、等を積極的に行っています。自分自ら動きながら、広範囲の場所や、家族へ、頭や胸の臭腺をこすりつけたり、ぺろぺろと舐めてグルーミングをして、自分のにおいを付けながら「お前は俺の家族だ!」とアピールをして回ります。

こうした習性があるために、モモンガさんのオスは性格的にも独占欲が強かったり、家族や友達に関しても強い執着を持つようになります。

この性格は飼育下におきましても、飼い主さんの愛情への強い執着、独占欲、依存力が男の子の方が強く、結果的には飼い主さんから離れないかなりの甘えん坊になったり、積極的にアプローチをしてくる、ワンちゃんのような傾向があるということができます。

今日は男の子の性格を、野生での習性を見ながら説明をしました。野生下での行動を知っておくことで、飼育をするさいのヒントを多く得る事ができますので、よろしければご参考にしながら、少しでもお役立ていただければと思います。

今日も飼い主さんとモモンガさんがのびのびと幸せな生活を送ることができますように心より願っております。

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