フクロモモンガの換毛について
2026/09/02
🔶フクロモモンガの毛って?🔶
実際に飼っていても、ポーチの中や床に抜け毛がたまっているのを見たことがない、という方も多いと思います。けれど、毛は一生同じものではなく、皮膚の中では少しずつ古い毛から新しい毛へ入れ替わっています。
大切なのは、フクロモモンガさんの換毛については、犬猫のように「春と秋に目立つ」「何週間で終わる」といった明確な周期を家庭で確認するのは難しい、ということです。少なくとも獣医療では、正常な換毛周期そのものより、「異常な脱毛ではないか」を観察することが重視されています。
つまり、フクロモモンガさんの換毛は、「見えないくらい静かに、いつの間にか進んでいるもの」と考えるとわかりやすいです。
特に白系の子を育てていると、この“静かな換毛”を実感することがあります。
赤ちゃんの頃、嚢の中でついたミルク汚れや黄ばみが残っていても、成長してゆっくり毛が生え変わることで、だんだん真っ白になっていく子がいるんです。
逆に、「最近なんだか黄ばんできたな」と感じる場合は、体質だけではなく、普段使っている寝床やポーチの汚れ、皮脂汚れ、湿度なども疑ってみると良いかもしれません。特に洗濯頻度が少ない布類は、知らないうちに毛色へ影響することがあります。
また、黒系の子も白系の子も、年齢とともに少しずつ色が淡くなっていく“褪色”が見られることがあります。若い頃は濃かったカラーが、数年かけてふんわり優しい色味へ変化していく子も珍しくありません。
ただし、これはすべての子に起こるわけではなく、かなり個体差があります。年齢を重ねても濃い色を維持する子もいますし、逆に若いうちから柔らかい色合いへ変化する子もいます。
だからこそ、フクロモモンガさんの毛色は「完成された固定の色」ではなく、その子が暮らしてきた環境や年齢、体質が少しずつ重なってできるものなのかもしれませんね。
反対に、目で見てわかるほど毛が抜ける、部分的に薄くなる、皮膚が赤い、同じ場所を舐め続ける場合は、換毛ではなく皮膚トラブルやストレスが隠れていることもあります。
抜け毛を探すより、毛並みのツヤ、色の変化、皮膚の状態、行動の変化を見てあげること。
それが、静かな換毛を見守る一番大切なポイントです。
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