寿命が長いフクロモモンガ！最大１５年の長寿小動物と、どう付き合っていくのか？

2021/12/21

こんにちはのびも15でモモンガ先生をしているワケゾノです。今日はフクロモモンガさんの寿命についてお話をしいていきたいと思います。

モモンガさんの寿命に関しましては今までのブログでも何度か紹介しましたが、最近、お客様にフクロモモンガさんの寿命に関しまして多くのご質問をいただきました。また、少し前にツイッター「動物をお迎えするうえで一番気になることは？」とのアンケート調査を行ったところ「寿命」との回答をする方が意外と多かったのが印象的でした。

フクロモモンガさんの寿命におきましても、気になっている人が多いと思いましたので、改めてモモンガさんの寿命について語っていきたいと思います。

フクロモモンガさんは小動物の中では長寿で飼育下では１０年前後生きると言われています。最大では15年と言われハムスター程度の大きさでありながら、ワンちゃんや猫ちゃん並みの寿命を有しております。

この長い寿命の理由は生理的な機能もありますが、小動物の中でも比較的に

・体が丈夫で病気にかかりにくい子が多い

・移動や振動などの環境の変化、ストレスなどに（ある程度の）耐性がある。

・社会性が強く飼い主さんを仲良くなれば、一緒にいる時間に幸福感を感じて心に安定感を持てる。

など、様々な要因が考えられるのではないでしょうか？

やはり、体が丈夫な印象があり、一度アダルトになれば基本的に大きな病気にかかるリスクが他の小動物に比べ少ない印象があります（もちろん個体差はありますが）。

そして寿命が長いということは、長い時間をともにできる、これもフクロモモンガさんの最大の魅力だと思います。モモンガさんは仲良くなったら、飼い主さんが来るのを心待ちにするようになります。またコミュニケーションを好み、接すれば接するほど飼い主さんを好きになります。

なついている子は、ケージを開けた瞬間飼い主さんに飛びついてきて、体の上をペタペタ歩き回り飼い主さんの手の中で寝てしますこともあります。

こんなに可愛く愛情表現をしてくれるモモンガさんと、長い期間を一緒に過ごせるというのは、本当に魅力的なことだと思います。

しかしながら、寿命が長いということは、魅力的な特徴でもあると同時にリスクになるということも理解しなければなりません。

寿命が１５年生きるということは、１５年間お世話を休まずしなければなりません。また、ご飯代や温度管理の光熱費、病気になった時は通院のお金などの負担も１５年間かかるということを理解しなければなりません。

お迎え時は負担なくこなせていたお世話も日に日に負担になってしまう、そんな方もネットなどを見るとちらほらと見かけます。

それでは、魅力でもあり、リスクでもある寿命の長いフクロモモンガをお迎えする上で、どのような点に気を付ければよいでしょうか？

自分がお店でモモンガさんをお渡しするときは以下の観点を中心に説明するようにしています。

・命に対して最後まで責任を持つ

これはモモンガさんだけでなく、生き物をお迎えする方は皆が心得なければいけない内容と思います。モモンガさんをお迎えするのであればお迎えした子がどんな子であろうと最後までご自身で責任をもってお世話をやりきる。これがないとあらゆる動物のお迎えはできません。

・飼育のリスクは全部知っておく

モモンガさんはとてもかわいく魅力もとても多い動物ですが、同時に飼育を始めると負担になってしまう特徴も持ち合わせております（臭いがする、鳴き声がうるさい、等）。自分がモモンガさんをお渡しする際はモモンガ飼育に起こりえる問題と、その改善方法を事前にすべて教えた状態でお渡しをするようにしています。モモンガさんに関わらず生き物を飼育すると予期せぬトラブルが起きてしまう事はあらかじめ知った上でお迎えするようにしましょう。そして、そういったトラブルには1つ1つ改善法が存在することも知っておきましょう。当店では、モモンガ飼育で発生する飼育の問題の改善の仕方まですべて教えた上でモモンガさんのお渡しをしています。

・負担の少ない飼育法を学ぶ

長い期間のお世話をするのであれば、一日にかかる飼育の負担は極限まで減らしていただくに越したことはありません。飼育の時間を時短できればできるほど、飼い主さんの生活にも余裕ができて、その分モモンガさんと接する時間を延ばすことができます。飼育の負担を減らす努力は飼い主さんの為にもモモンガさんとの幸せな時間を増やすためにも必須内容です。

当店では飼い主さんの飼育の負担を少しでも減らすために

・時短の飼育方法

・飼育のお悩み解決用品の開発

・問題行動を起こさない教育方法

・緊急時の為のモモンガ専門ペットホテル運営

等に力を入れております。

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