フクロモモンガに最も合うおすすめケージについてモモンガ先生が解説！

こんにちは、のびも１５でモモンガ先生をしているワケゾノです。
最近はすっかり温かくなってきましたで、この時期は昼間と夜の寒暖差で体調を崩す方も多いのでないかと思います🦘モモンガさんの温度管理はもちろん、飼い主さんの体調管理もお気をつけくださいませ(^^)/

さて、今日はタイトルにもあるようにフクロモモンガに最もおすすめなケージについてお話をしていきたいと思います(^^)/

フクロモモンガさんが最も快適に過ごせるケージに関しましては、東京のお店で働いていた時より研究の課題とさせて頂きましたが、これまで多くの獣医師さんの情報や、また自身の会社のモモンガさんにも色々なケージを試した結果、

「モモンガさんに最も合うケージは何か？」
「飼い主さんに最もあうケージは何か？」
について、いったんの結論が出ましたので今回のブログを通し、お話をしていきたいと思います(^^)/

これからモモンガさんをお迎えれる方や、これから新しいケージを検討される方は今回のブログをご参考いただければと思います。

それでは、まず「フクロモモンガさんにとって最も合うケージは何か」説明をしていきたいと思います。モモンガさんにとって最も合うケージの条件は以下の３つになります。

１モモンガの習性に合っているか
２十分な広さを確保できるか
３ドアの大きいケージ
４温度、湿度管理を容易に行うことができるか

 

一つ目のモモンガさんの習性に合っているかについてお話を致しますと、モモンガさんの野生での生活に視点を向ける必要があります。野生のモモンガさんが住んでいる場所はたくさんの木に囲まれた森であり、モモンガさんは木の上で生活をする樹上性の動物ということができます。

人間のように平坦な地面を２次元的に移動する動物と違って、モモンガさんの運動の基本は「木の上を登りおりする運動」、「木の上を飛び跳ねる運動」となります。
そのような習性のため、ケージにおきましても樹上性のモモンガさんはしっかりを壁を掴んで運動できる構造が理想です(^^♪
アクリルのケージやガラスのケージだと、壁をつかんだ上り下りの運動が十分に行えずモモンガさんにとってはフラストレーションの溜まる原因となります。

以上の事から樹上性のモモンガさんにとっても最も適した形状は「金網ケージ」ということができます。

二つ目の十分な広さについてですが、モモンガさんはあの小さい体にかかわらず、かなり広いスペースが必要であるということができます。野生では毎日0.5ヘクタールから4.7ヘクタールの領域を移動している動物なので、ケージに関しても広ければ広いほど良い、という結論になります(^^)/
ネットなどを見ると比較的小さいケージで育てられている方もいらっしゃいますが、その場合は運動量が足らなくなるために部屋んぽ遊びや、蚊帳んぽ遊び、服んぽ遊びなどを長時間やっていただく必要があります。

三つ目の大きなドアについてですが、これは大きな回し車を入れるためになります。先ほどもお話したようにモモンガさんにとってはケージの中だけだと運動不足になるため、ケージ内には、おもちゃや回し車を設置していただくのをおすすめしております。
モモンガさんはハムスターさんとは違い、ジャンプをするように走る動物なので回し車が小さいと、回し車から飛び出してしまったり、変な体制で走って背中を痛める原因になったりします。フクロモモンガさんの回し車は３０㎝以上の物が推奨されておりますので、回し車を入れる為の入り口の大きさは３１センチ以上は望ましいということができます。

 

四つ目の温度湿度管理についてですが、モモンガさんは野生では、亜熱帯の高温多湿の森で生活する為、比較的温度も湿度も高い場所は体に合っています。
金網ケージは温度管理がしにくい印象を受ける方も多いですが、実は専用の温度カバーを使って簡単に保温や保湿をすることができます。
このケージカバーは飼育環境を電気代を節約しながら管理することができて大変おすすめですので、よろしければ下のリンクから詳細をご覧ください。

さて、フクロモモンガさんにとって最も合うケージは以上になります。
本当は他にもいくつかのポイントがありますがいったん今日は最も大切なここまでの内容をご参考ください。

次に飼い主さんとって最もあうケージはなにかについて話していきたいと思います。
色々とありますが、今回はざっくりと「掃除がしやすいケージ」という観点のみ説明していきたいと思います。

フクロモモンガさんは臭いがでる印象が多いですが、実はお部屋の臭いの原因のほとんどはケージから出ております。モモンガさんとの触れ合いの時間を増やすためにもお掃除のお時間はできるだけ時短して管理できる構造が望ましいと思います。

いったん臭いの原因についてケージの構造的な部分のお話をすると引き出し式にケージはモモンガさんのおしっこやうんちが隙間にたまりやすく、臭いや菌が溜まってしまい、結果的ににおいも溜まりますし、お掃除も頑張らなくてはいけない構造になってしまします。

掃除をしやすく、時短もできるケージの構造は「引き出しの無いケージ」そして「ステンレス製のケージ」です。

これに関しましては、詳しい内容を動画にも上げておりますし、自分たちの取り扱ってるケージのページでも詳しい内容を説明しておりますので、よろしければ以下の動画とリンクをご参考くださいませ。

簡単ですが以上となります。
寿命が長く、長い期間一緒にいるフクロモモンガさんの為にも、お使いいただくケージに関しましては、モモンガさんにとっても、飼い主さんにとってもベストなケージをお選びいただけばと思いますので、よろしければ、本日のブログをご参考くださいませ。

今日も多くの飼い主さんとモモンガさんがのびのびと幸せな毎日を過ごせるように心より願っております。