フクロモモンガの爪きりについて、のびも15の先生が解説!
2022/01/05
こんにちは、のびも15でモモンガ先生をしているワケゾノです(^^♪
早速ですが今日はフクロモモンガさんの「爪切り」についてお話をしていきたいと思います。
飼い主さんから多くいただくのは「爪切りがうまくできない」や「どれくらいの頻度で爪切りをした方が良いですか?」というご相談です🦘
色んな飼い主さんのお話を聞きながら、モモンガさんの爪切りに苦戦をさせる方が多いと実感します🦘💦
こういったご相談に関して自分は「フクロモモンガさんの爪切りはできるだけしない方がいいですよ」とお答えするようにしております。
フクロモモンガさんは爪切りが基本的に必要のない動物です(もちろん例外はあります)
当店がモモンガさんの爪切りをおすすめしない理由としましては以下の理由が挙げられます。
① 爪切りにはある程度のスキルが必要であり、飼い主さんの技術によっては思わぬケガの原因になることがある。
② ケガをさせなかったとしても、適性の長さで切れない場合がある。
③ 爪切りを嫌がる子に関しては大きなストレスになり、飼い主さんとの関係にヒビが入ることもある。
④ 爪が急に短くなると、活動性が下がり、運動不足や精神的な問題の原因になる。
⑤ 爪が引っかからなくなり落下事故の原因になる。
ざっくりまとめるとこんな感じになります。モモンガさんの爪には血管が通っており、ちょっとでも深爪をすると、出血などのケガの原因になります。小動物であるモモンガさんの手はとても小さいため、モモンガさんにケガをさせないようにして爪切りをするのには、かなりの技術が必要となります。また、爪切り中に暴れてしまう子には時に保定が必要になりますが、これもある程度の技術が必要をなってしまい、正直初心者の方に爪切りをさせることは、おすすめができません。
また、モモンガさんは樹上動物であるため、木を自由に移動するために発達をしたカギ爪をもっていますが、この爪はエサやおもちゃを掴むときや、グルーミングをするときなどにも使用します。爪が生活の要になっているモモンガさんにとって、爪が短くなるということは大変ストレスがかかることであり、爪切りが無事に終わった後でも、ある程度伸びるまでの期間はストレスが持続する場合もあります。多くはありませんが爪切りのストレスが問題行動の原因になることもございます。
また短く切りすぎると、力を入れて掴まることができず、モモンガさんの活動性が下がり十分な運動ができなくなったり、落下事故の原因になったりします。
少し極端な話も合ったかもしれんが、以上の理由で自分はモモンガさんの爪切りをお勧めはしておりません。
時折「布に引っかかって動けなくなって危ないです」と、いうようなお話を聞くこともございますが、健康なモモンガさんであれば、自身の力で爪を外すことが可能です🦘
もし布にひっかかって動きが悪いように見えた時は、栄養が足りず体が弱っていたり、骨に問題がある可能性もございますので、爪切りよりも先にモモンガさんの健康チェック、もしくはポーチの布が解れてしまって爪が絡まりやすくなっていないか等の確認を先にしていただくのが良いです。
モモンガさんの爪の長さのベストは、手の上に乗せた時に軽くツンツンと当たるくらいがちょうどいいですので、もしあまりにも爪が痛かったり、伸びすぎてしまってやむを得ず爪切りをされる場合は爪の先端部分を、ちょこっとだけ切るようにしましょう。
簡単ですが以上です。
結論としまして、モモンガさんに爪切りをすることはNGではありませんが、できる限りしないようにしていただき、もしする場合は本当に本当に少しだけ切るようにしましょう。
ちなみに自分はこれまで多くのモモンガさんのお世話をしてきましたが、爪切りをしたことは今まで一回もありません。
モモンガさんの爪の管理の一番のおすすめは爪切りではなく、爪とぎ等を使ってモモンガさんのストレスにならないペースで削っていただくのを推奨しております。
当店ではモモンガさんにとっても飼い主さんにとっても負担になる爪切りを0にする為に、フクロモモンガ専用爪とぎ「爪将軍」を開発いたしました。
現在アップグレードを施し、金網ケージへの設置がとてもスムーズにできるようになりましたので、よろしければ、この機会にぜひともご利用くださいませ。
ご購入後に「思ったように効果が出ない」と感じられる方にはご連絡いただければ効果的な使い方をアドバイスすることも可能です(^^♪
お困りの際はモモンガさんの為にもぜひともお気軽にご連絡くださいませ。
今日も飼い主さんとモモンガさんが、のびのびと幸せな毎日をお送りできますように心より願っております🦘