フクロモモンガが妊娠した時の注意点!のびも15が解説します。
2024/10/20
今回はご質問の多いフクロモモンガさんの妊娠とその注意点、過ごし方について説明しますね。
◆フクロモモンガさんの妊娠
フクロモモンガさんの妊娠期間は非常に短く、通常は約16日程度です。その後、未熟な状態で赤ちゃんが生まれ、母親の育児嚢(ポーチ)に入り、そこで育ちます。
ポーチの中で約60〜70日間過ごし、その後、ポーチから出て成長していきます。この現象を【脱嚢(だつのう)】と呼び、ほとんどの赤ちゃんの誕生日はこの脱嚢日となっています。
◆妊娠中の注意点
1. 栄養管理:
• 妊娠中のフクロモモンガさんには、特にバランスの取れた栄養が重要です。妊娠中はタンパク質とカルシウムを多く必要とするため、昆虫(ミルワームやコオロギ)の代わりになる卵やササミなどの高タンパク食品や、カルシウムが強化されたペレット、果物や野菜をバランスよく与えましょう。
• カルシウム不足は「代謝性骨疾患」のリスクを高めるので、カルシウムサプリや適切な食材の摂取を心がけましょう。
2. ストレス管理:
• 妊娠中はストレスが母体に悪影響を与えるため、静かな環境で過ごさせてください。大きな音や頻繁な環境の変化を避け、安心できる空間を提供することが大切です。
• 飼い主とのコミュニケーションも大切ですが、無理に触ったり追いかけ回したりしないように気をつけましょう。
3. 適度な運動:
• 妊娠中でも適度な運動は必要です。ケージ内に運動用のホイールや、木の枝などを設置して自然に動けるようにしておきましょう。ただし、過度な運動は避けるべきです。
4. 水分補給:
• 妊娠中は水分補給も重要です。新鮮な水を常に提供し、脱水症状にならないように気を配りましょう。
5. オヤツやミルクをあげる:
• 栄養強化や空腹感による子食いを防ぐために、ポーチやベッドにいる両親モモンガさんにオヤツやミルクを与えるのが効果的です。運んであげてください。この作業は、当店のモモサワロールのように間口が大きく開いているアイテムを使うと、非常にお世話がしやすく、中の様子も確認しやすいとご好評を頂いております。
◆出産後(脱嚢後)の過ごし方
1. 母子のケア:
• 出産後、赤ちゃんはポーチの中にいることが多いので、母親のポーチを直接触らないようにしましょう。母親フクロモモンガさんは非常にデリケートな時期なので、無理な接触は避け、静かに見守りましょう。
• 赤ちゃんが開眼するまでの7〜10日ほどは、赤ちゃんに匂いが付くと両親が警戒し、攻撃してしまうことがあります。緊急事態を除き、赤ちゃんに触れることは避けましょう。
2. 栄養強化:
• 授乳中は特に栄養を必要とします。引き続き、タンパク質とカルシウムを強化した食事を与えましょう。卵などの高タンパク食品や、カルシウムが強化された食事に加え、ビタミンやミネラルを含むバランスの取れた食事を提供します。
3. 清潔な環境:
• 出産後はケージを定期的に掃除し、清潔な環境を保つことが大切です。ただし、過度に掃除をすることで母親フクロモモンガさんにストレスを与えないよう、様子を見ながら行いましょう。
4. 赤ちゃんがポーチから出る時期:
• 約2か月後、赤ちゃんフクロモモンガさんはポーチから出てくるようになります。この時期は、母親フクロモモンガさんが赤ちゃんを育てるサポートをしながら、無理に干渉せず、自然に任せるのがベストです。
妊娠中と出産後の母親と赤ちゃんフクロモモンガさんの健康を守るために、飼育環境や栄養面を整えることが重要です。フクロモモンガさんの母子が安心して過ごせるよう、静かで快適な空間を提供してくださいね。
次回は脱嚢後の赤ちゃんフクロモモンガさんのための注意点について書いていきます。
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