フクロモモンガの鳴き声について②
2026/09/11
🔶モモンガさんの鳴き声➋🔶
飼育数が多い環境やコロニー飼育で比較的よく見られるのが、「短い返事の鳴き声」です。
どこかで「ワン!」と鳴くと、別の子が小さく「プッ」と返す。
これを繰り返して位置確認のようなやり取りをしていることがあります。
野生下では群れで生活する動物なので、「自分はここにいるよ」という連絡行動の一種だと考えられています。
単頭飼いで夜泣きが発生しやすいのはこのためです。
さらに、意外と知られていないのが“寝言のような鳴き声”です。
眠っている時に、
「ピッ…」
「ククク…」
と小さく鳴く子がいます。
これはベビーや甘えん坊の子で見られやすく、深く安心している環境で起こりやすい印象があります。
飼育者の間では「夢見てるみたいで可愛い」と言われることも多いですね。
逆に、注意したい鳴き声もあります。
例えば、普段ほとんど鳴かない子が突然しつこく鳴き続けたり、「キューキュー」と高く弱い声を繰り返す時。
こういう場合は、痛み、不快感、強いストレス、発情トラブル、仲間との関係悪化などが隠れていることもあります。
特に多頭飼育では、「鳴き声が増えた」が相性悪化のサインだった、というケースも実際によくあります。
また、ケージ内で激しく追いかけ回しながら鳴く場合は、単なる遊びではなく縄張り争いや繁殖トラブルに発展していることもあるため注意が必要です。
そして実は、フクロモモンガさんは“声以外”でもかなり会話しています。
耳の角度。
しっぽの動き。
目の開き方。
身体の固まり方。
毛の逆立ち。
こうした小さな変化と鳴き声を合わせて観察すると、「今どう感じているのか」がかなり見えてくるようになります。
毎日一緒に暮らしていると、「今日は甘えたい声だな」「少し不満そうだな」「この声は安心してる時だな」と、少しずつわかるようになってきます。
それは単なる飼育ではなく、“会話”に近い感覚なのかもしれません。
小さな身体で、一生懸命に気持ちを伝えてくれる。
そんなところも、フクロモモンガさんの本当に愛おしい魅力ですね。
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