2026/09/19
🔶お迎えして3日以内によくある相談ランキング第2位「ご飯を食べません」🔶
お迎えして最初の数日間で、とても多い相談があります。
それが、
「ご飯を食べてくれません」
という相談です。
ケージを覗いてみてもお皿の中身がほとんど減っていない。
昨日と同じくらい残っているように見える。
そんな様子を見ると、飼い主さんはとても心配になりますよね。
「体調が悪いのかな」
「このまま食べなかったらどうしよう」
「病院へ行った方がいいのかな」
実際、お店にも毎年たくさんのご相談をいただきます。
でも、その多くの場合は心配しすぎなくても大丈夫です。
まず知っておいていただきたいのは、フクロモモンガさんはお迎え直後に食欲が落ちることがあるということです。
昨日まで暮らしていた環境から離れ、知らない匂い、知らない音、知らない人に囲まれるわけですから、緊張してしまうのは当然です。
私たち人間でも引っ越した初日は食欲が落ちることがありますよね。
モモンガさんも同じです。
ただし、ここで一つ面白い特徴があります。
実はフクロモモンガさんは、食べていないように見えても実際には食べていることが少なくありません。
その理由が「ぺっぺカス」です。
フクロモモンガさんは食べ物を細かく噛み砕き、その中に含まれる栄養や水分を吸い取ったあと、繊維質などを吐き出すことがあります。
この吐き出された食べかすを、私たちは「ぺっぺカス」と呼んでいます。
例えばドライフードや野菜、果物などを食べたあとに、小さな塊や繊維のようなものが落ちていることがあります。
初めて見る方は、
「食べてない!」
と思うかもしれません。
ですが実際には、栄養価の高い部分だけをしっかり摂取していることも多いのです。
特にフクロモモンガさんは野生でも樹液や花の蜜、果実などの栄養価の高い部分を効率よく摂取する動物です。
そのため、見た目ほど食べ物が減らないことも珍しくありません。
実際にお店でも、
「全然食べていません」
と言われた子のケージを確認すると、あちこちにぺっぺカスが落ちていて、
「あ、この子ちゃんと食べてるね」
ということがよくあります。
では、本当に食べていない場合はどう見分ければ良いのでしょうか。
私たちがまず確認するのは体重です。
ご飯の量を見るよりも、体重が維持できているかどうかの方が重要だからです。
多少食べ方が変わっても体重が維持されていて元気に動いているなら、大きな問題ではないことがほとんどです。
逆に、体重が減り続けていたり、ぐったりしていたり、夜になっても活動しなかったりする場合は注意が必要です。
また、お迎え直後は「食べてほしい」という気持ちから、おやつをたくさん与えてしまう方もいます。
もちろん好きなおやつを少し使うことは悪いことではありません。
ただ、おやつばかりになってしまうと主食を食べなくなることがあります。
まずは今まで食べていたフードを中心に与え、環境に慣れる時間を作ってあげましょう。
そして何より大切なのは焦らないことです。
お迎えして数日は、新しい家に慣れる期間です。
人間だって初日から普段通りには過ごせません。
モモンガさんも同じです。
「ちゃんと食べなきゃ」
と飼い主さんが不安になるほど、その緊張は伝わってしまいます。
まずは静かな環境で見守りながら、ぺっぺカスが落ちていないか、体重は維持できているか、夜は元気に活動しているかを確認してみてください。
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